『この大空に、翼をひろげて』たった一つの青春がここに― 羽々音小鳥Ver

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Melonella

ユメミルクスリ

ネタバレ上等!

はいむらきよたかさんの絵に惹かれてプレイしてみました。

お陰でプリンセスワルツまで手が回らなかった・・・。

さてこの作品、当初ゲームの内容がさっぱり

分からんかったのです。

主人公が3人の変わった女の子に出会い、

そして落ちていくという触れ込みは抽象的に感じていたのと、

落ちていく。の意味が良く分からなかったんですよ。

ハイ、鬱ゲーというものが初体験だったのです。

冷静に考えれば何でゲームで盛り下がらなきゃならんのだ?

と思ってしまいますが、結局は透明感のあるキャラと

雰囲気に引き寄せられたのです。

攻略キャラは3人。キャラ紹介と感想

白木あえか

転校生。どこかちょっとズレた感じのする子。

クラスに馴染めず、いじめっこ南条に目を付けられる。

冒頭から何となく抽象的で先が読めなかったが、

あえかへのイジメがエスカレートしてきた所で

自分が学生時代にも、いじめと冗談の境界線は

クラスメートであっても気づかない場合があり、

まさに自分が同じクラスの一員だった場合はこう

感じるんだな、基、こう感じていたんだと気づいた。

シナリオの波に乗れたという事だ。

それ故に授業中にスタンガンを当てられる頃には

その残酷さ(いじめっ子+傍観者)が非常にリアル

に感じてしまい気が滅入るなんてモンじゃ無かった。

傍観者という立場からあえかの味方として

心を奮い立たせるまでの主人公の葛藤は、

よく分かるし、同時にイライラした。

このストレスは一体何の為にあるのかが、

ゲームとしての話の中で予想が付かず

先の展開を求めてしまう罠に上手くはまった。

後半に近づくにつれ、一体落ちどころはどうするのか

不安になったし、クラスの一員としては南条に対しての

憎しみと復讐の気持がストレスとなって頭の上に

山積みになっていた。

偽りの恋人から本当の恋人に二人がなり、

とうとう、タブーとしてフタをしていた落ちどころに

たどり着く。

ナイフを突きつけいじめの主犯格南条以外を閉め出し

あえかと主人公は彼女の首に手を掛ける。

ゆっくりと首を絞めていくと南条は失禁し、白目を剥く。

無邪気な子供の様に凶行に落ちていく様は多くのマイナス

要因を差し引いても圧倒的リアルさを描写した。

焦りや激高では無く、極めて自然にゆっくりと

南条を絞め殺していく描写力はテキストよりもシナリオ

によるものが大きいのだが、秀逸である。

これは僕の心の中にも同じものがあり

常識、怒り、結果への不安 それらを超越し

最も理解と納得の出来るものだと言わざるを得ない。

僕もいじめられた経験があるから、その地獄のような

毎日から悲しみ、怒り、の先にあるものは

これだった。だから少なくとも僕に対しての

共感度は非常に高く、心の中にある暗い部分を

このゲームの中に吐き出せた事により、

ある種の快楽を感じた。

その後の結末についての最後の落ちどころが

この作品を素晴らしいと決定付けた。

南条は死んではいなかったが、

深刻で大きなダメージを受ける。

主人公とあえかはハッピーエンド。

まぁ都合がいい展開ではあるものの

ユーザの望む結末(少なくても僕の)だし、

中々形にしづらい願望と展開を上手くまとめた所が

非常に良かった。

確かにダウナー系ではあるが、こういった題材を

ゲームとしてしかもH付き18禁として制作した

勇気と根気に拍手を送りたい。

桐宮弥津紀

成績抜群、生徒会長、美人、それ系のオーラを放っている。

実際には結構なダメ人間というのが笑える。

将来に対しての不安から慣れない行動を以って逃げようとする

3つのシナリオの中で最も難しい題材だと感じた。

将来の不安が何なのかとか、それが1キャラのルートとして

成立させる材料は何なのか?正直、中盤に入っても

よく掴めず、もやもやした。

それでも、何のために明日を生きるのか?

将来って何なんだろう?とか、それらを

彼女はたった一言で言い表す場面がある、

その時点で今までの展開についてすっきり出来たし

よくもまぁこんな微妙な人間の心理描写を取り上げたなと

妙に関心したのだ。

主人公と恋に落ち、派手に遊び、死にそうになる。

最後には子供を孕みそこに希望を見出す。

有体な落ちどころだが、悪くない。

強いて言えば、赤ちゃんと一緒に眠る弥津紀は

かわいいと同時に、その若さで赤ちゃんで生きる希望を

持てるのかぁ?と考えたがまぁ結果良しとするw。

ねこ子

繁華街で知り合う自称妖精。

強引且つ、トリッキーなブッ飛び系でテンションがやたら高い。

一番訳が分からず、3つめでついにファンタジー?。

リアルな人間のダークを描いて来たのにここに来て

ファンタジー?とやや引き気味に始まる。

そのヒロインねこ子はしきりに妖精卿へ帰る道を

一緒に探すよう主人公に強引に取り入る。

ギャグ交じりに妖精の魔法的なものを出すんだが

別に魔法でも何でもない、でもそのうち本当の力が

見れるのだろうと予想していたんだが、

全く違った。

やくざに追いかけられたり、駅前広場の木に登ったり

後ろの穴でセックスしたりとハチャメチャなアクションには

ちゃんと理由があった。

ジャンキー。

その若さで麻薬中毒かよ!!。

突っ込んだ、思わずモニタに突っ込んだ。

この時点でこのユメミルクスリは

僕の中で良作の位置を不動にした。

そして地味な図書委員のチラチラした登場。

何かあると思っていたが、まさかねこ子本人とは・・・。

ぶっとびの結末は学校にバレて呼び出し、

夢から覚めるということ。

地味な図書委員は抜け殻になり、

虚無感が支配する後半。

暗い題材を扱うだけあってラストにはハッピーを

設けるこの作品と理解してるから楽しみながら

ラストを迎える。

立ち直った彼女は自分の妖精卿をリアルな世界で実現し

主人公を彼女が働くアミューズメントパークに招待する

という落ち。

成長した彼女は以前の地味でかわいくない所から

一皮も二皮も向け、素敵な女性になっている。

っていうかねこ子こと佐倉井宏子、この子は

本作品中最高のキャラである。

めちゃくちゃかわえぇぇ!!。

図書委員の頃とキャラデザが全然違うと思って

見比べたが、実はそれほど変わっていない。

コレって現実でもそうじゃない?。

女って変わるんだよホントに。

観覧車で花火を見ながらはにかむ彼女は美しく

いい終わり方だと満足できた。

シナリオ

ダークな日常、コアなダーク、現実への回帰、

ハッピーエンド。構成は3つともこの筋を保っている。

展開の意外さ、題材の特殊さ、ラストの付け方。

この構成の足腰の強さがこの作品を良作にしたといって

いいと僕は思った。

テキスト

実は、結構読みずらい。

難しい書き方では無いはずなのに何故か読みづらい。

シナリオがしっかりしているからこそ何とかなるが

別の作品でこのテキストは僕にはちょと合わないなぁ。

注目

何といっても、プレイした人は殆どこう思うのではないか?。

加々美綾がなんで攻略出来ないのさ????。

主人公の義理の妹、ハイコレ定番でしょ?。

しかも萌え純度の高い妹。

こう言われることは絶対予想してたはずなのに。。。

もしかしてファンディスク用の戦略とかじゃないよね?。

一度、綾に告白しておきながら、後日すぐあれは冗談だと

言える主人公に対しての共感度は低く、かなりムカついた。

それは無いだろう・・・それは。

しかも、おま・・・!!コレ声優人・・・。

この作品の声優チェックしてなかったが

綾の役ってゆのはじゃん!!!!!。

七原ことみさんだよ!七原ことみさんだよ!!

七・原・こ・と・み・さん

だよ!!??。


おいらにとっては愛しい愛しいゆのはなんだよ!!

しかも今回の綾も最高なのにじぃ。

弥津紀はピカリンだし、ねこ子はやすらさんだよ!!。

ちょ・・・おま・・・。

綾どうすんの!綾ぁぁぁ!つД`)

エーンエーン。攻略させてよぉ。

いじめ?いじめなんですか??。

と思わずに入られない激カワキャラですよ。

そして忘れちゃいけないのが、主人公のバイト先の先輩。

エロゲイ。

エロゲ好きでゲイ。

この人もいい味してたのでもっと出番が見たかったな。

サウンド

ゲーム中はそれ程可も無く不可もなくだけど

主題歌せかいにさよならがスンバらしい!。

ゆのはなもそうだけどPULL TOPもrufも

音楽のセンスが滅茶苦茶イイ。

Willさんの風土がいいのかな?。

willとしての総合的な楽曲集とか出たら買うなぁマジで。

しかも、各ブランドのそれぞれの作品のOP、EDを

CD聴きながらwillさんの各ブランドと各ゲームを回想する。

これよくないですか??。


○周年記念に検討して欲しいなぁ。

あけるりのルナパスポートも4枚組みだったけど

中々良かったし。1作品としてはサントラ同胞してるから

will歴史アルバムということで。

最後にコレね、単にダウナーなだけじゃないし、

キャラはかわいいし、歌も良いし、声優陣も文句ないし

個人的な不満は綾問題と攻略キャラがちょっと少ない。

それ以外は多少、人を選ぶけれど非常に良い作品です。

さすがはwillさんです。

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